軽自動車はなぜ人気?
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日本ならではの自動車規格である軽自動車。
街中を走る車を眺めていても、軽自動車の多さに気づくのではないでしょうか。
では、日本ではなぜこれだけ軽自動車が売れているのでしょうか?
軽自動車が売れる理由としては、次のようなものが挙げられます。
・維持費が安い
・小回りがきく
・比較的燃費が良い
今回は、日本における軽自動車の現状と、売れる理由や車種についてご紹介していきます。普及率などを見ると、その人気ぶりがよくわかりますよ。
国内の軽自動車の普及率は?

まずは、国内における軽自動車の普及率を見ていきましょう。
軽自動車検査協会によれば、平成29年末時点での普及率は全登録自動車のうち39.2%を占めているそう。
グラフを見ると、年々軽自動車の占める割合が増えてきているのがわかります。
都道府県別に見ると、平成30年3月末現在で高知や愛媛、和歌山をはじめとした10県ではなんと50%を超えているのです。
(参考:軽自動車検査協会ホームページ
)
軽自動車の魅力の一つとして、維持コストの低さが挙げられます。
車離れが進むとは言え、車社会である地方在住者にとっては無くてはならない自動車。
「車は必要だけど、安く持てるものが良い。」
と考えたとき、真っ先に候補に上がるのは軽自動車か小型ハイブリッド車ではないでしょうか。
その点を考慮すれば、今後は軽自動車と小型ハイブリッド車が多くのシェアを占めてくると予測できます。
国内の軽自動車の需要は?
国内における軽自動車の需要はどうなっているのでしょうか。 以前に比べると軽自動車の室内空間が広くなり、4名乗車時でも快適性が向上しています。 小型の普通自動車にも引けをとらないほどで、モノによっては軽自動車のほうが販売価格が高いものもあります。 さらに核家族化が進んでいることや、高齢世帯が増えていることもあり、低コストで維持できる軽自動車の需要はどんどん増えていると言って良いでしょう。 また、さきほども紹介した軽自動車検査協会の資料によれば、年々軽自動車の割合・登録台数共に増えていることがわかります。 この傾向は今後もしばらくは続いていくと見込まれます。
人気の軽自動車車種はなに?
2019年3月の軽自動車の車種別販売台数を見ると、室内空間が広く確保された、いわゆる「軽スーパーハイトワゴン」が売れていることがわかります。
もちろんそれ以外にも魅力ある車種が上位にいますので、それぞれの人気車種についてご紹介していきますね。
<HONDA・N-BOX>
2019年3月の軽自動車新車販売台数が最も多かったのがN-BOX。 軽スーパーハイトワゴンに分類されます。 同じカテゴリーでは、2位にスズキ・スペーシア、3位にダイハツ・タントがランクインするなど、人気ぶりが伺えます。 中でもN-BOXは群を抜いて売れていますね。 居住性の広さと積載性が売りで、4人家族ならこれで必要十分。 加速が不安な人にも、ターボタイプの設定があるのでバリエーションがあって安心ですね。<ダイハツ・ムーヴ>
軽ハイトワゴンタイプのムーヴ。 2019年3月の販売台数は第4位。 かねてよりある軽ハイトワゴンタイプの車の人気は根強いものがあり、続いて同タイプの日産・デイズが5位、スズキ・ワゴンRが6位となっています。 軽の中でも中間に位置するカテゴリーであり、コスト面でみても「ちょうどいい」と感じる方も多いのではないでしょうか。 それぞれ「カスタム系」も充実しているため、人気が高いです。<ダイハツ・ミラ>
軽5ドアハッチバックタイプのミラは7位にランクイン。 ずっとライバル同士であるスズキ・アルトは第8位となっています。 ミラにせよアルトにせよ、低価格が売りですね。 「居住性よりも生活の足として安くて燃費がいいモデル」 といった位置づけだと考えてもらえるといいかなと思います。 とはいえ、最近のこのカテゴリーも居住性は十分。 特に運転席・助手席の余裕はかなりありますよ。<スズキ・ハスラー>
一風変わった、SUVタイプの軽自動車。 2019年3月のランキングでは第11位にランクインしています。 近いカテゴリーとしてはロングセラーのスズキ・ジムニーなどが挙げられますが、ジムニーのようにゴツゴツした印象はありません。 丸みを帯びたフォルムで、幅広い年代に受け入れられているモデルです。 車高の高さも比較的高く、他の軽自動車に比べれば走破性もほどほどに良い。 万能でちょうどいい、それでいて遊べる軽なので、人気が高いですね。まとめ
・維持費が安い
・小回りがきく
・比較的燃費が良い
そんなメリットの多い軽自動車ですから、居住性も高いとくれば普通車よりも魅力を感じる人が少なくないことがわかります。
今後も新しい車種の販売や、現行車種のマイナーチェンジやフルモデルチェンジがなされていきます。
その度にトレンドが変わっていくことも考えられますよね。
日々変化していく車種のトレンドも抑えていきましょう。