トヨタの新工場設立の狙いとは?

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トヨタ自動車株式会社は、トヨタとして初めてミャンマーに車両生産会社「TMY」を設立し、2021年2月からハイラックスを現地生産することを決定しました。 TMYの新工場は、ミャンマーの最大都市ヤンゴンの南部近郊に位置するティラワ経済特区に建設を予定しています。 出資比率は、トヨタ自動車株式会社が85%、豊田通商株式会社が15%で、投資額は、約5,260万米ドル(約58億円)を見込んでいます。 2019年6月に設立、生産開始は2021年2月を予定し、従業員は新規雇用として約130人を予定しています。

経済成長が進むミャンマー

ミャンマーの経済成長

ミャンマーは、経済発展が急激に進み、自動車市場も近年、新車需要が大幅に伸びています。 トヨタは、ミャンマーで、輸入によりピックアップトラックのハイラックス、小型乗用車ヴィオス、7人乗りSUVラッシュ等の販売を行っています。 今後も拡大する市場であることから、今年2019年6月にTMYを設立し、より多くのお客様にトヨタ車を選んでもらえるよう進めています。

ミャンマー(ミャンマー連邦共和国)は、中国やタイなどと隣接するインドシナ半島西部に位置する人口約5,300万人の共和制国家であり、ベンガル湾、アンダマン海に面している国です。

トヨタがミャンマー現地生産にする理由


かつて、ミャンマーの自動車市場は、中古車がメインでした。 しかし、2017年にミャンマー政府は、右ハンドル車の輸入を原則禁止するなどの規制を強化し、輸入されるクルマよりも現地生産される新車を優遇する政策を推進しています。 ミャンマーには、日本の自動車メーカーでは、スズキと日産が進出しており、アメリカのフォードや韓国の現代自動車も進出しています。 トヨタのミャンマーでの新工場設立は、東南アジアでは、タイやインドネシアに続いて6ヶ国目の生産拠点となります。

ミャンマーの2018年新車販売台数は、約17,500台で前年比約2.1倍と販売台数を大幅に伸ばしています。経済成長は年6~7%で今後の新車市場の拡大が期待されているためです。

なぜ、ハイラックスの生産なのか?


今回、新たにミャンマーに設立する新工場ではピックアップトラックのハイラックスを生産予定しています。 ティラワ経済特区は、部品供給網が発達していないことから、主要な部品を現地に運び込み組み立てるノックダウン方式を採用する予定です。

トヨタは、ミャンマーで、ハイラックスと共に、ヴィッツのセダンにあたるヴィオスや、ダイハツテリオスからのOEMとなるラッシュなども輸入販売されています。 ラッシュは日本国内でも2016年3月まで販売されていたコンパクトSUVですが、2017年11月にインドネシアで2代目モデルが発表されました。 インドネシアでの2代目は、3列シートの多人数乗車可能なSUVです。 ヴィオスもラッシュも共にインドネシアで生産されミャンマーに輸入され販売しています。

今回、新工場で生産する予定の車種はハイラックスです。 ハイラックスは、最大5名乗車可能で荷物も積載可能なピックアップトラックです。 4WDのハイラックスは、悪路走破性にも優れています。 日本国内でも2017年9月に復活している人気車種です。 ミャンマー国内でハイラックスを優先して生産する理由として、道路事情も考慮されています。 開発途上にあり、経済発展が急激に進む地域では、インフラ状況が未整備であることが多くあります。 中心地や市街地は、道路がある程度整備されていますが、地方に向かうと、未舗装の道路や排水性が悪く、泥道や水たまりなど快適な走行が出来ない地域も少なくありません。
そのため、悪路走破性に優れた、4WDタイプのSUVやピックアップトラックが高く支持されています。 ハイラックスは、キャビンと荷台が分かれており、多くの荷物も運ぶことができ、最大5名乗車可能なダブルキャブなら乗用車としても使用可能で多様性に優れたクルマです。 また、強靭なラダーフレームを持ち、耐久性と悪路走破性に優れているため、長持ちする壊れにくいクルマに人気が集まります。 日本国内で販売されているハイラックスは全長5.3mオーバーと非常に大型のピックアップトラックです。 狭い日本の道路事情なら扱いにくいかも知れませんが、東南アジア地域では、ボディサイズは大きいほど好まれ、ボディサイズがデメリットになることはありません。