「平成から令和へ」自動車業界の変化
平成から令和に年号が変わり、文字通り新しい時代が始まりました。 自動車業界においても、まさに変遷期真っ只中。 新時代では自動車業界にはどのような変化が起こっていくのでしょうか。 業界・メーカー・市場、それぞれの変化について予測されることをまとめてご紹介していきます。
平成から令和へ自動車業界は何が変わる?

年号が変わっただけとは言え、自動車業界では様々な変化が起こっています。
大きな変化といえば、主に次の3つ。
・自動運転技術の進化
・新エネルギーへの変換
・所有からシェアの時代へ
まずは自動運転技術の進化。
これまで自動運転に関しては鳴りを潜めていたトヨタが、自動運転技術のテレビCMを打ち出してきました。
日本最大手のトヨタが動き出したことで、一気に自動運転技術が盛り上がってくることになりそうです。
また、EVを始めとした新エネルギーへの変換はますます進んでいきます。
日本においては日産が一歩進んでいるような印象を受けます。
しかし、世界に目を向けるとEV専門のメーカーであるテスラ・モーターズをはじめ、世界大手のフォルクスワーゲンやBMWなどでもEVを展開。
あの人気車種であるMINIもEVを展開しようとしています。
ますますEVの時代に突入していきそうですね。
メーカーの変化
上でも紹介したように、自動運転技術の進化が目覚ましく、自動車業界に参入してくるメーカーが増えることが予測されます。
それがIT企業の参入です。
特に、自動車業界へ参入するという噂が絶えないのが、IT世界大手のGoogleやApple。
どちらのメーカーも既に開発を進めているとの情報があり、Appleはすでに自動車メーカーであるフォルクスワーゲンとの提携を行っているという状況です。
日本のIT企業であるDeNAも参入を表明していますので、自動車業界は新たな側面で盛り上がりを見せそうですね。
また、新エネルギー自動車としてEVとFCVがそれぞれのメーカーで作られています。
FCVは水素ステーションの普及が進まず、今のところはEV有利。
日本最大手の自動車メーカーであるトヨタは、FCV車であるMIRAIを販売するも、あまり普及せず。
MIRAIについては車両本体価格の高さもあり、普及しにくい側面もあったと思います。
2019年にはトヨタとパナソニックが業務提携を行うなど、ハイブリッドバッテリーの強化と銘打ってはいるようですが、EVに路線変更したようにも見受けられます。
後述しますが、2019年現在で世界2位の自動車保有国となった中国でもEV普及を促進しています。
中国市場や中国のEV戦略次第では、爆発的にEVが普及する可能性も考えられますね。
市場の変化
日本のみならず、世界一の自動車大国であるアメリカでも若者のクルマ離れが進んでいるそう。
その反面、大きく市場が拡大しているのが中国市場。
2000年頃から市場規模が拡大。
たった数年で自動車保有台数世界2位になってしまいました。
とは言え、未だ中国農村部への普及が進んでいないため、まだまだ市場規模は拡大する見込みです。
また、新興国での自動車需要はますます増えていくため、日本のみならず自動車各メーカーはそちらに目を向けていくことになるでしょう。
まとめ
平成から令和という元号の変化。 元号は日本特有のものではありますが、一つの時代が終わり、新たな時代が始まるんだ、という一つの区切りですよね。 時代の変化もそうですが、自動車業界も大きく変化していきます。 今後、車屋さんで取り扱う主力車種も大幅に変わる可能性がありますので、日々新しい情報を取り入れていかなければいけません。 時代に取り残されないよう、常に情報収集を怠らないようにしましょう。
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